「行って、実を結ぶ」 シスター入江純子
おはようございます。
新入生の皆さんご入学おめでとうございます。
在校生の皆さん進級おめでとうございます。
新学期のこの時を迎えるにあったって大きな期待を自分に課していることでしょう。
入学式の折に生徒会長の方が海星女子学院について紹介してくださいました。
学校のルーツや存在目的そして、今行っている一つひとつの行事、クラブ活動など丁寧にわかりやすく話されました。長い文章をよく暗記され感心しました。持っている力を出し合って学校生活を意義のあるものにしましょうと、新入生の皆さんへの熱い思いが感じられました。
今日の聖書は「ヨハネによる福音書」第15章「イエスはまことのぶどうの木」の個所です。イエス様が、私たちに伝えたい熱い思いが語られています。
「わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。」
どのような実を結ぶために手入れをして下さるのでしょうか。
ぶどうの木は樹液を送りますが、父である農夫はその枝を剪定します。つながっていながら実にならないもの、それは神の思いの協力者になれないものを取り除かれます。
私にかけて下さる神の思いとは何でしょうか。
「あなたがたが わたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。互いに愛し合いなさい。これがわたしの命令である。」
学校目標である「愛をもって 真理にむかう」はこれからの時に与えられる体験、経験を通して朽ちることのない実を結ぶために、私は、農夫である父に選ばれて今、ここにあるのです。
さあ大きな一歩を農夫にゆだねて踏み出しましょう。
シスターのひとこと
これから おいしいぶどうの季節になります。
ぶどうのおいしさと同時に、私は今どのくらいの糖度になったかなと自分を味わいたいものですね。